K2へ登る志の如く

しがないもの書きの、サイト更新の詳細情報を兼ねた日記

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継続は力なり?

続けていくことは、大切です。
それが、のちの力となって、自分に対して帰ってくるのです。
全てがそうであればいいのですが。


下記は批評・非難を伴うものであることを、予めご了承ください。
また、個人的な意見であるため、真価の判断は個々人でお願いします。

ちなみに、語りすぎたがために今日は一段と長いです…。


最近のバラエティ番組というものは、長く継続すればするほどその質が低下している気がします。
例えば…

 ○「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(フジテレビ系)
昔の心理戦でのクイズの方(Ⅰ)が好きでしたが、今などは芸能人が大したことのない問題が解けたことで喜んでいるという、見ている側からすれば少し悲しい番組です。
新聞の社会面やテレビのCM、ニュース番組を見ていれば、寧ろ一般常識的な問題であるかと思われることであります。
それに、学力でランク付けしたチーム分けも、「勝ち組」「負け組」などといった、世相を反映し、一部の方々にとってまったく持って失礼に値するような品位を欠く言葉を連想させる雰囲気さえあり、未だに学歴を表示する辺りは、考え方が古くも感じます。
誤答による笑いを誘おうと思うのなら、もっとマシな間違え方ができないものですか?
程度が低すぎて"痛い出演者"をひしひしと感じてしまいます。
 
 ○「あなた説明できますか?」(TBS系)
この番組も、過去のように、区別の難しい2単語についての違いを説明していただけの頃が好きです。(もしや、今もやってたりするのだろうか。)
ただ、この番組において、違いの説明の仕方が偏りのあるもので、例えば「卵」と「玉子」についての説明などは、本来鶏卵かその他の鳥の卵であるかの区別の仕方が一般的であるにも関わらず、料理の業界での分け方を主体として説明するという、世間体を欠いた方法で報じたために、他の語に関しても偏って説明をしている可能性がありうると1人ながら思っている次第であります。
近頃は、番組の方向がグルメ関係に走っている気がするのですが(テレビ欄だけの判断ですが;)…。


過去に血液型に関する特番が流行ったこともあり、人間を計る番組が異常なほどに多いように思われます。
クイズ番組も過去の「マジカル頭脳パワー」のような雰囲気が好きなのですが、某番組のように番組の前に出演者に対してテストを行い、それを参考にチーム分けを行ったり、ゲストの脳年齢などを測ってみたり、最近のはこんな感じです。


過去の姿を追って、あの頃はよかったという雰囲気の番組は、他にも幾つかあります。
例えば…

 ○「探偵ナイトスクープ」(朝日放送系)
深夜番組で、深夜にも関わらず毎週20%近くの数値をたたき出す恐ろしい番組です。
深夜なのにこの視聴率は恐ろしい…。
この番組に関しては、理由が大いに個人的なので、言及は控えます…。

 ○「トリビアの泉」(フジテレビ系)
既知のことかと思いますが、無駄知識を品評する番組です。
深夜番組時代の「ザリガニに青魚」のような味のあるものを期待しつつ、見るのですが…。
最近は、投稿者の価値観で判断された題材が多いために質が落ちてきたように思われます。
ネタの限界を感じさせるような状況ですね…。


他、バラエティを見ていて思うことは、出演者に料理を振舞ったり金銭的な賞金を設けることに意味があるのかどうかということです。
少なくとも彼らはその額を問わなければギャラなる出演料をもらっているわけであり、それを番組にもらうからには、しっかりと番組を作る上で働くのが筋です。
もし、賞品を設ける理由が"出演者のやる気"にあるのだとすれば、それほど無駄なものはありません。
また料理や菓子を出す場合に関しても、その出店元を提示しない限りはやはり出演者のやる気にかかっているかのように思われます。
そのようなやり方は、見ている側にとって何か意味があるのでしょうか。
もし、意味があるのだとすれば、"賞品"を巡る醜い争いを見ることぐらいではないかと思われて仕方がないのです。


逆にこの番組はイチ押しだ、若しくは進歩したなと思う番組もあります。
ただ、バラエティに限らないことを予め断わっておきます。
例えば…

 ○「Voice」(MBS)
MBSとは、TBS系列の関西地方局。
ニュース番組ですが、特集などもみっちりとした内容で、大阪市の行政を暴く姿は大阪市の市役所のあり方さえも変えてしまう影響力と調査力。
阪神を徹底的に押す指向なので、阪神以外の球団のファンは辛いかも…。
もっとも、私が阪神ファンだというわけではないのですが…。

 ○「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ系)
日曜日の夕方にあるニュース番組。
福澤さんでなければこの番組の司会は務まらないだろうと思うのですが、実は天の声さんのほうがイメージとして濃いのです…。
北朝鮮による拉致事件に対して積極的な取り組みを見せる、お金のある番組で、お金が使えるということは放送局にとっても自信の在る番組なのでしょう。
名前の通り真相に迫っていく姿は、世の裏を暴くかのようで色々と考えさせられます。


ローカル番組でイチ押しというのも幾つかあります。
例えば…

 ○「ちちんぷいぷい」(MBS)
上記同様、TBS系列の関西地方局。
今年4月から週5日4時間生放送になった関西では馴染みの番組です。
お昼2時〜5時50分という時間が主な放送時間であり、この番組の新人芸能人紹介のコーナーに出ることが、芸能人としてのステータスのような扱いを受けることからして、影響力の大きさが伺えます。
CMで気になるあの人やドラマで気になるあの人を、テレビ局の境なく紹介する様は、まさに主婦目線です。
名司会者の角さんは、関西では知名度の高い人です。

 ○「なるトモ!」(読売テレビ他)
読売テレビ日本テレビ系列の関西地方局。
この番組はしばらく前までは関東でも放送されていましたが、関東人にあわなかったのか再び地方番組に戻りました。
ピン芸人の陣内さんとなるみさんが司会で、(他局なのに)ちちんぷいぷいと深い繋がりをもっている不思議な番組です。(陣内さんが以前、ちちんぷいぷいのレギュラーだったためですが;)
関西といえばこの番組、という代表格の1つ。

 ○「せやねん!」(MBS)
上記同様、TBS系列の関西地方局。
ちちんぷいぷいと深い繋がりを持つ番組の1つ。
トミーズの2人が番組の引き立て役かと思うのですが、雅さんの一言は番組のメインでない内容であっても、電話問い合わせ数が飛躍的に上昇するほどの影響力。
私は、ピンときたら激写メールのコーナーがイチ押し。


セレブが優遇される番組も最近多い気がします。
セレブ婚などという言葉が玉の輿にとって換わって使われるのもそのせいだろうか。
所詮は、うらやましさと妬ましさしか生まない気がするのですが、これが視聴率を稼ぐのだから驚きです。

 ○「世界バリバリ★バリュー」(TBS系)
セレブ優遇番組の代表格です(ぇ
この番組のおかげで一芸能人が結婚しているのですから吃驚ですが…。
昔のように、アレをするためにはこれくらいのお金がかかる、といった感覚の進め方が好きなのですが…。
格差社会という言葉をひしひしと感じてしまう番組です。


ぐだぐだと書きましたが、PSとして一言。
テレビは嘘を映し出すことは滅多にしませんが、真実を隠すことはよくします。
国会でどのような法律がどういった経緯で決められたかなど、殆どは自分がその情報を求めていかなければ得られないことばかりで(政府のサイトにいくのが一番手っ取り早い)、テレビはそれを何も写そうとはしません。
報道規制のかかる法律に対してやたら敏感になるのは、あまりにもあからさまで、見ちゃおれんといった状況が滑稽でもあるのですが、それは新聞も同じことですね…。


 ○「そこまで言って委員会」(読売テレビ)
関西限定放送なのがもったいないくらいの番組ですが、司会のたかじんが関西のドンと化しているので仕方がないことかもしれません。
北朝鮮問題にしても、中国や韓国との領土問題にしても、対米問題にしても、日本政府の立法・改憲問題にしても、他のテレビ番組にはない追及論戦があります。
基本的に政治的なテーマについて語り合っていく「ビートたけしのTVタックル」と似たような空気のある番組ですが、こちらの方がしっかりと理屈に基づいて語られているように思います。