K2へ登る志の如く

しがないもの書きの、サイト更新の詳細情報を兼ねた日記

Twitter : @toresebu

少し考察でも

議題:ネットで一個人として成立している"toresebu"は果たしてリアルと同等であるといえるのか

 長い話なのでここも続きを読むから


1:情報の整理

 ネット上で付き合いをしている人のうち、一人はリアルでの友人で、一人は家族です。ここは、確実な接点を持ってリアルとの世界を共有しているわけです(少ない理由は後で説明します)。
 また、リアルの偶像的な存在として電話が上げられます。過去、ネットで知り合った人と電話で話したことがあるのは一人のみ、さほど頻繁に電話をするというわけではなく前提としてやはりネットの世界があるために(つまりネットを踏まえて電話するわけです)、いきなり電話するということはありません。こういう関係ですとやはり文字としての付き合いの上に成り立っている気がします。つまり、未だネットの世界と乖離することがないというわけです。
 ネットで知り合った相手に実際に会ったことはありませんし、ビデオチャット的な何かで交流したこともありません。この点で言えば、映像としては完全にリアルとは隔絶されていると言えます。

2:中の人は同じか

 中の人というわけですが、二重人格というわけではなくお互いの情報を共有していますから、ここは同じなのでしょう。人格的には同一の存在であるといえます。

3:リアルとネットの感覚的な差

 リアルの関係をネットへ持ち込まない理由は恐らくこれだと思います。同一であるという保障がもてないがために敢えてリアルとネットに一定の距離感を持たせているわけです。
 この理由は幾つかあって、ネット上では小説なんぞ書いていますがリアルでは今まで殆どと言っていいほど小説の話を持ち出したことがありませんでした。そうなった理由は、中学校時代に遡るのですが……、それはともかくとして、小説という存在は大学に入るまで極一部の人を除いて(気になる人は過去編でも)パソコンの外へ出ていなかったのです。
 これによって、リアルとネットは小説があるかないかという明確な区別が内的に出来上がりました。小説を伴う方がネット、伴わない方がリアルです。ネットでの関係は小説を前提として進んでいきますし、リアルでの関係はそれ以外の自分──つまり大衆的な何かとして存在していたわけです。
 実際には、大学でサークルに入ったことでこの障壁はなくなりますが、サークルで小説に対して指摘される点とネットで指摘される点には明確な乖離が生じていますので(文章に直接書き込めるかどうかによるのだと思います)、未だ混在することはありません。

4:リアルで顕現される性格はネットでも露出しているのか

 リアルでは真面目だと映っているようです。実際には自分の事に関しては結構横着してますよ?掃除をなかなかしないとか、夕飯の片付けだりーとか、土日は昼まで寝るぜぃとか、ね。……とはいえ、部屋の床に色々なものが散乱していたり、台所が食器で埋まっていたりしているわけではありません、そこまで酷くないです。
 リアルでは他人に便乗することが多いです。特に他人をイジる時には。イジメることとイジることは別格ですので、そこは明確な区別を持っています。簡単にいうと、ちょっとMっ気のある人を周囲のSっ気のある人と共に同じように扱うというところでしょうか。言葉として攻撃的になる(ずけずけものを言う)ということと似たり寄ったりです。あとは例として異論を唱えることが少ない、と。
 あとは、人見知りが激しいです。友達の友達が友達になるということは多いですが、突然知らない人の集団に放り出されると非常に弱いです。常に相手に対して警戒心を放っています。1年経ってやっと緩和されたかと自覚してしまうほどです。
 他、特定人物に対する嫌悪感が強いです。嫌いになると二度と元鞘にはならない気がします。


 で、それらがネットにどの程度反映されているのか。
 リアルで自分が評価する程度の真面目さはネットでも保持しているはずだと思いますが、寧ろまじめというよりも細かいだけのような気がします。この辺りは小学校の時分と似ている気がします。今は横着しちゃってますが。
 他人に対する便乗は、イジる事に関してはネットでは相手の表情と声質が分からないのでほいほい冗談を言えないために自粛してしまっている気があります。なかなか難しいところです。一方の異論ですが、こちらはリアルで嵌めれている枷がないためか、自己主張が強い傾向があります。少し慣れてしまえば警戒心とは別に容赦ないかもしれません。
 人見知りは、ネット上では最初はとことん敬語でその後の展開は成り行き次第です。ただし警戒感の強さはそれなりに親しくなっても解かれていない気がします。これはリアルよりも強いのではないでしょうか。ですから、リアルの方にその関係性が影響してくるということが少ないわけです。とはいえ、ネットを利用していた初期は今よりもゆるく付き合っていたと思いますが……(今や携帯のアドレスなんて聞かないし教えないもの)。
 特定人物に対する嫌悪感ですが、ネットの場合は任意で関係性を切れるので意外に弱いです。弱いというより忘れちゃっている(もしくはなかったことにしている)といった方が正しいのかもしれません。

5:ネットで顕現する性格はリアルでも露出しているのか

 これがよくわからないところで、ネットでの性格を把握していないのではないかと思われます。
 最近までメッセもチャットもすっかり断ってしまってしばらく付き合い方を忘れていたくらいですし……。ですから、とりあえず敬語で話しておけば無難だという選択肢を突っ走っているわけです。よって、以前よりも警戒を解くために時間が掛かっているはずです。
 ネットでの人物との関係性においてリアルに現れていないのは優柔不断さではないでしょうか。確かにリアルでも慎重で悩みに悩み抜きますが(特にものを買うときとか)、発言に関しては横着しています。恐らく一定の関係性が保障されれば直感でものを喋っているはずです(ただ自己主張は弱いままorz)。一方でネットでの発言はPCの前で"─考え中─"状態に入ります。ちなみにハイになると勢いです(リアルのハイよりちょっと低めくらい。リアルには間があるが、ネットでは飛躍するらしい)。忙しいと簡素になります。考えすぎると思考停止に陥って喋らないか一言で終わります。そこに差異を齎しているのは、"打つ"という作業なのだと思います。というわけで、電話になると多少緩和されます。あくまで多少ですけど。というわけで、聞いている方が好きです。一番いいのは実際に会うことですがそうは簡単にいきませんのでせいぜい電話が限界やもしれません。

6:で……

 結局どうなのよんというと、微妙に差があるようです。ただ自分の中で明確に区別しているわけではないけども。この問いはチャット全盛期だった中学のときから延々と続いているのですが、結局のところどないなのかしらん。