2009-03-24 イスカリオテ2のレビューだけど Book 普通に見ると非難しているように見えるけど、そうじゃないのです。人間関係と内容が「嘘」で構成されている宗教(主にキリスト教)をテーマにした小説なので「神に対する冒涜」なのです。で、あらゆる人物がそれぞれに秘密を抱えていてそれを隠すために嘘をつき嘘を嘘だとばれないようにするためにまた嘘をつかざるを得なくなるという脆く儚い関係性がぎりぎりの状況で保たれている、そんな物語です。