K2へ登る志の如く

しがないもの書きの、サイト更新の詳細情報を兼ねた日記

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毎日新聞の元日の一面記事について

毎日新聞が新年早々あの所謂死ぬ死ぬ詐欺に関する2ch批判の記事を一面に堂々と載せたことに関して。


毎日新聞の記事に関しては、この騒動での被害者(?)、つまり資金を募る側に偏りすぎた記事であるように見受けられます。
私の勝手な憶測でしかないのですが、新聞社が新聞にとっての新たなマスメディアであるインターネットという存在、とりわけ(社会一般の視点で)その代表格とも言える2chを恐れて書いている記事のようにも見えるのです。
もっとも、その根拠など何処にもないのですが、2chで書かれたこれに関する記事内容の極端な例を挙げてみたり、やたら顔文字を出したりする辺りは、どこかいやらしい雰囲気が漂っています。


また、ただ新聞に書かれた内容だけが書かれていたわけではなく、一定の根拠に基づいたレスによってスレッドが成り立っていたことなどを蔑ろにしている点も、カメラのレンズからはみ出させたような気がします。
本来、大衆に見られることが前提である新聞は、中立な立場に立たなければならないことが明白です。
それにも関わらずここまで偏った記事を書くとは、この記事を書いた人物に自分が新聞記事を書く人物であるという意識が欠如していたとしか思えないのです。
私には、新聞の、しかもその一面に出すにふさわしい記事とはとても思えません。


一方、記事が論点としている内容そのものに関しては、新聞に載る以前からネットで騒がれていたことを知っていたのですが、当初はそれほど気にもとめてはいませんでした。
よくある社会批判であろうなという程度の感想です。
しかし新聞にその内容を認めた今、改めて検索エンジンにてこの話題に関して調べてみると、頷かずを得ない内容ばかりなので、社会で論点として挙げられるべき内容であると思います。
これをきっかけに論議が交わされることを期待しています。